全米/ローカルニュース

編集: Weekly LALALA - 2020年07月31日

中国ハッカー、米医薬品企業狙う
新型コロナのワクチン開発

 

 

【ワシントン31日時事】新型コロナウイルスのワクチン開発を進めている米バイオ医薬品企業モデルナが、中国政府の支援を受けたハッカーの標的になっていた可能性がある。ロイター通信が30日、米安全保障当局者の話として報じた。被告人不在のまま7日に起訴された中国人ハッカー2人の標的に含まれていたという。

 

米司法省の発表では、西部ワシントン州の連邦地裁で起訴されたハッカーは中国公安当局の指示を受けていた。米国や日本、英国、ドイツなどの幅広い企業・団体にサイバー攻撃を仕掛け、大量の情報を盗み出した。

 

標的には「新型コロナのワクチンや治療薬開発に当たる米企業3社」も含まれているとされていた。ただ、起訴状などで具体的な社名は明らかにされていなかった。

 

モデルナはロイターの取材に、起訴された中国人ハッカーによる「情報調査行為」の疑いを認識していたと認めた。連邦捜査局(FBI)にも連絡していたと明らかにした。

 

モデルナは新型コロナのワクチン開発で、先行している企業の一角に位置付けられる。残る標的2社について、ロイターは所在地などから「バイオ医薬品企業ギリアド・サイエンシズと同ノババックスが該当し得る」と伝えている。

 

中国もワクチン開発に力を入れている。在米中国大使館はロイターに「わが国は長くサイバー攻撃の主要な標的で、そうした行為に断固反対している」と主張した。今回の起訴に関してはコメントしなかったが、中国政府はいかなるサイバー攻撃にも関与を否定してきている。


写真:バイオ医薬品企業モデルナ=マサチューセッツ州ケンブリッジ

 

 

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