【ロサンゼルス11日】14日のバレンタインデーを前に、金融情報リソースの「FinanceBuzz」は11日、1ダース12本のバラの花束の全米平均値が今年は$90.50で、昨年より2%高くなっていると発表した。
花の価格に影響を与えるのは、サプライチェーンの物流状況から予測不可能な天候までさまざま。「FinanceBuzz」は、各州の少なくとも3つの花屋を調査し、標準的な1ダースの長い茎の赤いバラの価格を分析した。
「FinanceBuzz」のリサーチャー、ジョシュ・コーバート氏は、昨年はコロナパンデミック後の輸送とサプライチェーンに関連するコストの増加、不規則な天候パターン、一般的な需要の増加などが高コストを招いたのに対し、今年はさらなるインフレがバラの値段を引き上げたと分析した。
1ダースのバラの値段が最も高い州は、ハワイ($143)、テキサス($110)、ワシントン($106.65)。最も手頃な値段の州は、カリフォルニア州($68.33)、インディアナ州($74.33)、アラスカ州($75.98)。
米国税関局によると、1月中旬から2月中旬にかけて、同局はマイアミ支局に臨時の農業専門家を派遣して切り花の輸入急増に対応しており、バレンタインデーに間に合うように小売店に花を届けている。マイアミは切り花の91%以上を南米から輸入しており、花卉輸入の重要な入口となっている。
「UN Comtrade」の最新データによると、2023年、米国は11億ドル相当のバラを輸入。バラの対米輸出国トップはコロンビア、エクアドル、グアテマラとなっている。