LA Food Bowl 日本の食を伝える『里山』展を開催(Weekly LALALA 743号掲載)


 

LA Food Bowl
日本の食を伝える『里山』展を開催


Narisawaの成澤由浩シェフ。自身のテーマ「里山キュイジーヌ(Satoyama Cuisine)」を写真を通して発表。

ロサンゼルス市をあげて行われる食祭、LA Food Bowlが4月30日のキックオフパーティを皮切りに始まった。ロサンゼルスタイムズ紙が主催で昨年からスタートし、5月いっぱい延べ200以上のイベントが毎日行われる。ロサンゼルス市の多様性に伴う豊かな食文化を祝うとともに、サステイナビリティや食品ロスの削減、山火事等緊急時の食料補助など、食べるだけでなく食に関する話題を様々なアングルから見直す機会を提供している。
 中でも5月いっぱい毎日行われている写真展、『里山』展は主催者が一年かけて実現したLA Food Bowlの看板プロジェクトの一つ。同展は2015年の世界ベストレストラン50で8位に入った日本のレストランNarisawaの成澤由浩シェフと、世界でも有数の写真家、セルジオ・コインブラ氏が成澤シェフのテーマである「里山キュイジーヌ(Satoyama Cuisine)」を写真に収めたコラボレーション写真展だ。
   このイベントのためにロサンゼルスを訪れた成澤シェフは来米の理由を「日本の食が注目されており、アメリカ人も興味を持っている、そんな中で正しい日本の食を伝えたかった」と語る。作品は森と海とに挟まれたわずかな土地で、自然と共存しながら生きてきた日本人の原点である里山文化、そこで日本人も知らない日本の秘密を探し続け写真に収めた結果となった。

写真家のセルジオ・コインブラ氏と(写真右)。

   ピューリッツァー賞受賞者でロサンゼルスタイムズ紙の食評論家、ジョナサン・ゴールド氏は成澤シェフの魅力を「彼の世界観にあふれた食事をロサンゼルスで再現することは残念ながら難しい。しかし彼の料理にはストーリーがあり、詩的要素にあふれているから、ロサンゼルスの人々にも写真を通して共感してもらえるのでは」と話す。東日本大震災への祈りをこめて作られたINORI等、12のテーマに分かれた写真がユニオンステーション駅の構内に展示されている。
 『里山』展以外にもLAFoodBowlでは日本テーマのイベントはいくつかあり、5月16日から20日までLAダウンタウンのグランドパークで行われるナイトマーケットではお酒のブースが出展、最終日の31日にはビバリーヒルズの有名店Spagoで隠れ家バーのような日本風スピークイージーをする予定。
 その他イベント情報はhttp://lafoodbowl.com
『里山』展はジャパン・ハウス ロサンゼルスとの共同プロジェクト。

ロサンゼルスタイムズ紙主催の食の祭典「LA Food Bowl」。4/30にはキックオフパーティが盛大に行われた。

SATOYAMA | Yoshihiro Narisawa + Sergio Coimbra
日時:5/31まで 毎日4am~1am
場所:ユニオンステーション駅
800 N. Alameda St. Los Angeles CA 90012
入場料:無料


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