<連載コラム>父から受け継いだ野球愛(1)(Weekly LALALA 751号掲載)


MLBPA公認代理人、KDN Management INC. クライアント・サービス・ディレクター
ショーン・イノウエ さん


父から受け継いだ野球愛(1)


 4歳で野球を始めたショーン・イノウエさんは、日本人の両親を持つ日系二世だ。和歌山出身の父は学生時代にキャッチャーとしてプレーしていたという。その影響で、イノウエさんもロサンゼルスの地で野球とともに育った。「いつも父と、その時代のスター選手について、あるいはドジャースやエンゼルスの試合について話す時間がとても楽しかったです」と振り返る。野球は自分にとって「終わりなき情熱」であり、父から伝えられた野球愛はイノウエさんの中にしっかりと根づいた。ショートとピッチャーとしてプレーを続け、プロ野球選手になるのが夢だった。しかしハイスクールに入学すると「プロになるには実力が足りないと悟った」ため、将来はスポーツ業界で働こうと決めた。
 CSULB(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)ではスポーツマネジメントを専攻。卒業後はNBAのロサンゼルス・クリッパーズでインターンとして経験を積んだ後、エンターテインメントフロアマネジャーのポストに就いた。その後、自分が最もよく知ると自負し、最も愛する野球の世界に身を置こうと決意。現在もクライアント・サービス・ディレクターとして働くKDN ManagementINC.へ入社した。米国スポーツ界の代理人として有名な団野村氏が代表を務める会社で、スポーツ選手や引退した元スポーツ選手の競技や各種メディア出演などに関する契約の交渉、締結、代理、代行コンサルティング、マネジメントおよびサポート業務を行っている。オフシーズンには、クライアントとNPBのチーム間の新たな契約交渉が待っている。12月にはMLBのウィンター・ミーティングにも参加。これにはNPBのフロントオフィススタッフの多くが参加するため、各チーム間の関係を発展させる絶好の機会となる。
(7月13日号へ続く)

クライアントの1人、北海道日本ハムファイターズのブランドン・レアード(左)と。MLBPA公認代理人、KDN Management INC.クライアント・サービス・ディレクターとして忙しい日々を送る。
父(右)はかつてキャッチャーとしてプレーしていた。子どものころ、父と野球について語り合ったことがイノウエさんの野球愛の原点だ。

■Shaun Inouye
MLBPA(Major League Baseball Players Association、メジャーリーグベースボール選手会)公認野球代理人。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校でスポーツマネジメントを学びMBAを取得後、NBAロサンゼルス・クリッパーズでインターン、エンターテインメントフロアマネジャーとして働き、5年前にKDN Management INC.に入社。現在はNPB(日本プロ野球)とKBO(韓国プロ野球)でプレーする米国、南米、台湾の選手などの代理人として活動する。現役で活躍する主なクライアントは東京ヤクルトスワローズのデビッド・ブキャナン、北海道日本ハムファイターズのブランドン・レアードなど。

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