<連載コラム>日米の架け橋目指して(1)(Weekly LALALA 761号掲載)


LAドジャース広報部マネジャー
杉浦 大輔 さん


日米の架け橋目指して(1)


<連載コラム>日米の架け橋目指して(1)
「生まれたときからドジャースファン」と公言する杉浦大輔さん。クラブ広報として選手を陰からしっかりとサポートする

 LAドジャース広報部で働く杉浦大輔さんは、ロサンゼルス出身の日系二世。「生まれたときからドジャースファン」と公言する。40年ほど前にLAへ移住した料理人の父は、大のスポーツ好き。その影響で、杉浦さんも子どものころからスポーツが大好きだった。5歳から高校までバスケットボールをプレーしていたが、野球やサッカー、アメリカンフットボールなども遊びでよくやっていたという。小さなころからドジャースの試合に通い、野茂英雄投手のファンだったため、ドジャースファンになるのが自然な環境で育ったと言える。プレーを続けていたバスケの選手になりたいという夢があったが、「身体がすごく小さくて、高校ではけがも多かった」ため、断念。それでもスポーツには関わっていきたいという気持ちは強く、選手をサポートできる仕事に就きたいと思った。
 どういう仕事ならば選手のサポートができるだろうか―そう考えた末にたどりついたのが広報や代理人。さらにリサーチを進め、ニューヨークのシラキュース大学でスポーツマネジメントを専攻した。同専攻では、大学4年生でのインターンシップが義務付けられている。小学校の同級生の父がドジャースの社員だったという縁から、杉浦さんはドジャース広報部でインターンを開始した。「野球は簡単なルールはわかるけど、内部についてとかは全然わからなかった。でもインターンをやってみたら、いい経験になるため続けたいと思った。選手ともコーチとも一緒に仕事をするので学ぶこともたくさんあって楽しかった」というインターンシップも8カ月後に終了。その後、ほかのスポーツチームなどの進路を探っていたが、ドジャース広報部社員が退社してポストに空きができ、幸運にも杉浦さんが正社員として就職することになった。「スポーツ業界は運がいい人がたくさんいますね。広報も人が少ないし、ポストが限られている部分があるので、自分もタイミングも良くて入れたという感じがあります」。そう謙虚に語る杉浦さんだが、特に昨季はダルビッシュ有と前田健太の日本人2選手が所属、前田は今季も活躍中とあり、日本語という能力を備えたその存在は球団にとっても貴重な戦力だ。前田、ダルビッシュ両選手は杉浦さん世代にとっては日本のエースであり、野球好きにはあこがれの存在。「その2人と仕事ができるなんて夢のようで。メディアやほかの球団の人と出会って、コネクションやネットワークがすごく広がった。そういう人たちには大きな感謝の気持ちがあります」。
(9月21日号に続く)

■Daisuke Sugiura
ロサンゼルス生まれロサンゼルス育ちのLAっ子で子どものころからドジャースファン。父の影響でスポーツ好きになり、5歳でバスケットボールを始めると高校卒業までプレーした。身体が小さかったことやけがの不運もあり、選手をサポートする側になりたいと思うようになり、ニューヨークの大学へ進学した。大学ではスポーツマネジメントを専攻し、在学中にLAドジャース広報部にてインターンシップを経験。これがきっかけとなり、LAドジャース広報部に正式に就職した。

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