音楽とタトゥーの融合イベント 北米最大級 MUSINK(Weekly LALALA 786号掲載)

音楽とタトゥーの融合イベント 北米最大級 MUSINK
All photos by Yuko Fujisada
Travis Barker’s MUSINK』は北米最大級のタトゥーイベントの一つ

コスタメサで開催

 3月8日~10日の3日間、コスタメサにて北米最大級のタトゥーイベントの一つ『Travis Barker’s MUSINK』が開催された。音楽とタトゥーが融合した同イベントは、今年で12回目となる。ステージでは連日、Suicidal Tendencies、Limp Bizkit, Hatebreed、Sick of it All、Dead Kennedys、TSOLといった人気ハードロック&パンクバンドおよびTravis Barker & friendsによるパフォーマンスが行われ、コンベンションホールには世界中から数百におよぶタトゥーアーティストが集まった。

日本からも参加

 音楽ライブのほかクラシックカーの展示や、アーティストが来場者にタトゥーを施したりタトゥーコンテストも行われるなど見応えあるこの祭典には、日本人アーティストの姿も。東京からの参加アーティスト、Suzさんは「タトゥーが好きすぎて、入れまくっていたら友達に『そんなに好きなら自分でなれば』と言われたので」とタトゥーアーティストになった経緯を明かす。「日本は閉鎖的なので、他の人の仕事を見られる機会も少ない。こういったコンベンションに来ると友達や働く場所が増える機会になる」。

和風作品人気

 ロサンゼルス在住のKOJIさんは、「日本より業界が大きいので、コンベンションのコンテストで1位になれば名前が売れ、スポンサーがつくこともある」と参加の動機を語る。また、他州や他国からの参加者も多いため、ほかのアーティストの作品を見てインスパイアされることもある。
 神戸、韓国でタトゥー&アパレルショップを経営する『BAD HANDS』のAKIさんは、3年連続3回目の参加。「海外のコンベンションはいい刺激をもらえる。他アーティストの技術を見ることは技術向上につながる」と話し、今夏LAで行われるタトゥーコンベンションにも参加する予定だ。
 やはり人気はインクの入れ方やアプローチの仕方が欧米のタトゥーとは異なる和風の“入れ墨”で、日本人アーティストは日本的なものを依頼されることが多いということ。「和」の技術とセンスは、タトゥー業界でも一目置かれているようだ。

会場内の各ブースでは世界各国からやってきたタトゥーアーティストが来場者にタトゥーを施す
タトゥーアーティストはいわゆるアート作品も制作する。細やかな技術とデザイン性の高さが光る


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