華やかなステージの裏側 ミュージカル『On Your Feet!』 バックステージをのぞき見!(Weekly LALALA 757号掲載)

華やかなステージの裏側 ミュージカル『On Your Feet!』 バックステージをのぞき見!

 7月10日から29日まで、ハリウッドのパンテージ劇場(Pantages Theater)で上演されたブロードウェイ・ミュージカル「On Your Feet!」。グラミー賞歌手グロリア・エステファンとその夫エミリオの半生をリズミカルで劇的に描いた作品です。公演真っただ中の7月某日、バックステージにお邪魔してきました。案内してくれたのはグロリアの父ホセを演じるプロダクションきってのイケメンキャスト、ジェイソン・マルティネスさん(写真/©On Your Feet!)。ハリウッド出身とあって、地元での公演を心から喜んでいました。


 プロジェクションや音響ステーションもそれぞれステージ袖に設置されています。バックステージが狭い劇場では、ステージ袖にセットを置くことができず、ホールウェイに置かなければならないこともあるんだとか。大きなステージ、バックステージでの公演はキャストにとってもやはりやりやすいそうです。

 客席の天井ではパンテージ劇場の特徴である大きなシャンデリアがまばゆい光を放ちます。同劇場は1930年にアレキサンダー・パンテージによって建てられた米国最初のアールデコ様式の劇場で、主にブロードウェイ・ミュージカルが上演されています。1949年から10年間は、アカデミー賞の授賞式会場にもなりました。映画「ボディガード」のホイットニー・ヒューストン演じる超人気スターがコンサート中、ケビン・コスナーに助けられるシーンをはじめ、有名映画にも多く登場します。2000年には大幅な改修工事を終えて再オープンしました。現在はブロードウェイ・ミュージカル『Waitress』を上演中です。

 ずらりと並んだ衣装は26名分。マルティネスさんの衣装はキャストでは少ないほうだということですが、それでも全部で10着ほどはあります。女性キャストの中には2時間強のステージで15~20着を着替えるため、全キャストの衣装すべてを合わせると100着以上になります。バックステージに設置された着替え用スペースで衣装の早替えが行われます。

 普段決して見ることのできないバックステージは、劇場によって作りも配置も変わってきます。全米を回るツアープロダクションは、これまで10カ月におよぶツアーですでに30以上の劇場で公演を行ってきました。一定期間の公演を終えると次の街へと移動。数日間で多くのセッティングをしなければらならないのだから大変です。キャスト陣も限られた時間の中で、入念にリハーサルを繰り返します。

 ステージ上には楽器の機材がずらりと並び、マイアミ・サウンド・マシーンのオリジナルメンバー5人を含むバンドがパワフルな演奏で楽しませてくれます。

 『On Your Feet!』ナショナルツアーは8月21日(火)から9月2日(日)までCostaMesaのSegerstrom Centerで公演を行います。その後はラスベガス(9月4日~9日)、サンフランシスコ(9月11日~10月7日)サンノゼ(10月9日~14日)など西海岸を経て、2019年4月まで全米を回ります。近くの街に来ることがあればぜひ鑑賞をおすすめします。詳細はウェブサイト(onyourfeetmusical.com/tour/)から確認できます。
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