自身へ挑戦した新アルバム 8月4日に発売記念ライブ(Weekly LALALA 749号掲載)

            自身へ挑戦した新アルバム
8月4日に発売記念ライブ

ロサンゼルス進出 ジャズピアニスト・大江千里さん


8月5日に新アルバム『Boys & Girls』を発売する大江千里さん。リリース前日の記念ライブは、住み慣れたニューヨークではなくロサンゼルス。新たな挑戦が始まる。

 今から11年前、ニューヨークへ移住しジャズピアニストに転身した大江千里さん。日本ではシンガーソングライターとして忙しい日々を送っていた。しかし、ある日ふとショーウインドウに映った自分の顔が目に入り、どこか笑っていない、そんな表情をながめているうちにあることに気づいた。「そうだ、自分がやりたいのはジャズだったんだ」。そして、「次、どこかに映った自分を見たときには生き生きしていたい」と、夢のために47歳での再出発を決意した。
 子どものころから音楽が好きで、ジャズへの興味が芽生えたのは15歳ごろだった。そのころのような純粋な志を持ってニューヨークの音楽大学に入学した。息子や娘のような年齢の学友たちと切磋琢磨しながらジャズを学び、腕を痛めてピアノが弾けなくなった時期もあったが、4年半かけて卒業。そのとき、アメリカに残りたいと考える自分がいた。ゼロから曲を生産してそれを弾くことが自分の得意とする分野。そこで勝負して生き残っていきたいと思った。
 今年1月に発売した新著「ブルックリンでジャズを耕す―52歳からのひとりビジネス」は、苦労を重ねた留学時代からNoteでつづっていたエッセイをまとめたもの。4年半のできごとが詰まった一冊だ。去る6月9日には、渡米以来初となる西海岸での日本語トークショーをロサンゼルスで行い、日本人のファンと触れ合った。さらに8月5日には新アルバム『Boys & Girls』を発売する。これまで封印してきたというポップス時代の人気曲をジャズアレンジしたものに加え、書き下ろし2曲が収録されている。大切にしまってきた自分の曲を崩して新たにジャズに変えていくという、ある意味、自分自身への挑戦ともいえる試みだった。何度もテイクを繰り返し、思うように前へ進めず苦しんだこともあった。そのすべてを乗り越えて完成したアルバムは、日本人だけでなくローカルの人々の心にもきっと届くことだろう。リリース前日の記念ライブは、住み慣れたニューヨークではなくロサンゼルス。チャレンジにチャレンジを重ねていくという決意の表明だ。

6月9日にはトーランスの『HITACHIYA USA』にて渡米以来初の日本語トークショーを開催。ピアニカを使用しながらジャズについて語るなど、オーディエンスとのコミュニケーションを楽しんでいた。
「次、どこかに映った自分を見たときには生き生きしていたい」と、夢のために47歳での再出発を決意した。

【大江千里 アルバムリリースライブ・ワールドプレミア】
2018年8月4日 6:30 pm / 9:00 pm
Vetello’s Supper Club(Studio City)
■ 6:30pm https://ticketf.ly/2sCzvpI
■ 9:00pm https://ticketf.ly/2Lvup5D
※会場にて新アルバムの販売あり

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