聴かせる“ワークショップ” ジョン・ロイド・ヤング LAライブ(Weekly LALALA 751号掲載)

聴かせる“ワークショップ” ジョン・ロイド・ヤング LAライブWeeklyLALALA

■John Lloyd Young
米ブラウン大学卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタート。数多くの地方劇団およびオフブロードウェイ作品に出演する。2005年、ブロードウェイデビュー作ミュージカル『Jersey Boys』オリジナルキャストとしてThe Four Seasonsのリードボーカル、フランキー・ヴァリを演じ、トニー賞、ドラマデスク賞、アウター・クリティックス・サークル賞、シアター・ワールド賞と名だたる演劇賞の主演男優賞を受賞。ブロードウェイデビュー作でこの四大演劇賞すべてを受賞した初の米国人俳優となった。07年11月に同作への出演を終えると歌手として活動を開始し12年にソロデビューアルバム『My Turn…』をリリース。14年、クリント・イーストウッド監督『ジャージー・ボーイズ』映画版でも主役を演じる。15年、バラク・オバマ前米国大統領が安倍晋三首相を招いたホワイトハウス公式晩さん会にて歌を披露。現代アートの分野でも才能を発揮し、米国各地のギャラリーで展示販売している。また、オバマ氏の任命により『President’s Committee on the Arts and the Humanities(PCAH、文化問題に関してホワイトハウスに助言する顧問委員会)』に13年から加わり数々の活動に参加している。

■映画『Jersey Boys』主演


甘いマスクと確かな実力が人気のジョン・ロイド・ヤング。6月25日、ノースハリウッドのSterling’s Upstairs at the Federal Barで『ワークショップ』と題したライブを行った。カリフォルニア州サクラメント出身のヤングは、ミュージカル『Jersey Boys』でブロードウェイデビュー、2014年にはクリント・イーストウッド監督から主役に抜てきされた同作映画版でスクリーンデビューを果たしている。ファルセットからバリトンまでの広い音域、厚みがあり柔らかくかつ芯の通ったベルベットのような歌声、そして整った顔立ちで女性ファンを虜にしているが、その歌唱力と演技力はトニー賞受賞の折り紙付きだ。Sterling’s Upstairsではほぼ毎月定期的にライブを行っており、今回は全曲がオリジナルまたは初披露という試みにチャレンジ。オーディエンス全員に、曲名と10段階で評価し感想を記入する用紙が配られた。ミディアムテンポからアップテンポまで、70&80年代のJ-POPをほうふつとさせるような曲調のものやサマービートのさわやかな曲もあり。そして60年代ロック調の曲もあり、ドラムと低音が身体の芯にビリビリと響くハードなサウンドにヤングの甘い歌声が乗ると、絶妙なグルーブ感が生まれる。バンドメンバーにはグラミー賞ノミネートのシンガーソングライターでヤングのミュージックディレクター兼ピアニストのトミー・ファラガー、氷室京介や矢沢永吉のドラマーとして日本でも名の知れるチャーリー・パクソンなどそうそうたるメンバーをそろえ、とにかく説得力ある音を聴かせてくれる。英語とスペイン語で全16曲を歌い上げると、ヤングのハイレベルすぎる『ワークショップ』が終わった。2012年に初のソロアルバムをリリースしてからすでに6年。第2作目のリリースを見据えた試みは大成功を収め、ますますこれからの飛躍が楽しみになった。今後は7/19のサンフランシスコを皮切りに、西海岸でのライブが目白押し。
詳細はwww.facebook.com/pg/JohnLloyd YoungFriendsJapan/

▶ミュージカルおよび映画『Jersey Boys』で知られるヤング。ノースハリウッドのSterling’s Upstairsでは定期的にライブを行っている。(Photo: Michelle Major)


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