米第5のスポーツへ イブラヒモビッチ加入に沸くLAギャラクシー本拠(Weekly LALALA 748号掲載)

ららら隊がゆく!|米第5のスポーツへ イブラヒモビッチ加入に沸くLAギャラクシー本拠

米第5のスポーツへ  イブラヒモビッチ加入に沸くLAギャラクシー本拠
超満員の本拠で大歓声の中デビューを果たし、大逆転劇を演出したイブラヒモビッチ。スター選手の加入でMLS人気は加速している。今後、MLB、NBA、NFL、NHLに続く米第五のスポーツとなれるか。(Photo credit: LA Galaxy)

 アメリカ四大スポーツリーグと言われるのがMLB、NBA、NFL、NHL。そして、第五の存在になろうとするのがMLS、サッカーだ。リーグ創設は1996年と、この国ではまだまだサッカーの歴史は浅い。その中で、LAギャラクシーは5度のリーグ優勝を果たしている唯一のクラブ。ロサンゼルスらしい、青く高い空に太陽がさんさんと輝きヤシの葉がそよ風に揺られる午後、ギャラクシーが本拠とするStub Hubを見学した。案内役を務めてくれたのはクラブのスタッフ、オスカー・マルティネスさん。まずは建物内部のロッカールームなどをざっと見せてもらう。VIPラウンジにはこれまでに獲得したトロフィーが並べられ、練習後には選手が通り、サインや写真撮影が可能。ロッカールームにはメディアも取材のために入ることができるというのが驚きだ。サッカー専用スタジアムのためピッチを取り囲む陸上トラックはなく、スタンドからの距離感はかなり近い。最大2万7000人収容の観客席は毎試合かなりの率で満員になるという。
 最近のギャラクシーといえば、3月に元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが加入したことが大きな話題となった。久々の大型スター選手の移籍にサポーターは大興奮、クラブショップにはその名前と背番号入りのユニホームがずらり。デビュー戦は3月31日、ホームで行われたロサンゼルスFCとのダービー。この試合のギャラクシーは0-3でリードを許していたが、後半、途中出場のイブラヒモビッチのMLSデビュー弾を含む3得点で追いつき、ロスタイムにイブラヒモビッチが再度ネットを揺らして奇跡の大逆転劇を演出した。マルティネスさんはその試合をこう振り返る。「あれは本当に鳥肌が立ったよ、0-3から逆転するなんて。ズラタンがピッチに登場するとサポーターはもう発狂寸前だった。スタジアム全体が一つになりみんながハイタッチやハグを交わし、熱狂した。試合後は敵も味方もみんなが笑顔でスタジアムを去っていったんだ。未だに信じられない、忘れられない体験だよ」。過去には元イングランド代表のスーパースター、デビッド・ベッカムがプレーしたこともあるギャラクシーだが、今回のイブラヒモビッチ加入は違った種類のセンセーションを巻き起こしているという。「ベッカムはスターだったけど、セレブとしてだった。みんな彼や彼の奥さん、子供たちが何をしているかに興味があった。でもズラタンの場合はサッカーファンが来るんだ。国外から彼のプレーを見に来るファンも多い」。サポーターたちは「サッカーへの情熱がある」が行き過ぎた応援をするファンは見られず、チームをサポートすることを楽しむ。また、ギャラクシーのスタジアムではランチやディナーも提供しているため、家族で楽しめるイベントの一つになっている。約40分間のスタジアムツアーを終えると、ギャラクシーを応援し、米国サッカーの発展を見守りたい気持ちになっていた。

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