注目集まる知育玩具 遊びで発想力や思考力を 専門家が選ぶ賞も(Weekly LALALA 730号掲載)

注目集まる知育玩具
遊びで発想力や思考力を 専門家が選ぶ賞も

小さな部品から立体を作るなど、遊びながら子どもの好奇心や知的な成長を促す知育玩具が注目され、専門家による賞も創設された。小学校でのプログラミング教育必修化などを受け、論理的な思考や発想力などを育みたいという保護者側の期待が背景にあるようだ。

パズルブロック「LaQ」のパーツを組み合わせ、眼鏡作りに挑戦する子どもたち=東京都町田市のレイモンド南町田保育園

 パチン、パチン。東京都町田市の「レイモンド南町田保育園」で、子どもたちが小さな部品を組み合わせている。7種類のパーツをつなぐことで平面にも立体にも球体にもなるパズルブロック「LaQ(ラキュー)」。園でも人気のおもちゃで思い切り遊ぼうと、メーカーのヨシリツ(本社奈良県)にワークショップを依頼した。
 LaQ製の真っ赤な眼鏡とちょうネクタイで同保育園を訪れた〝博士〟が、7千ものパーツで作ったという恐竜ティラノサウルスを見せると子どもたちは大興奮。どう猛な表情や、揺れるしっぽに目がくぎ付けだ。
 博士の呼びかけで、皆も眼鏡作りに挑戦。「耳を付けてタヌキの眼鏡にする」「お花を付けてみたの!」。思い思いの色と形で、個性的な眼鏡に仕上げた。「作りたい物を見つけたら、どうやったらそれが形になるかを考えてみて」と博士。鈴木康人園長は「工夫を形にできて、動く仕組みも作ることができる。子どもたちで教え合い、作った物でごっこ遊びもできるのもいい」と話す。
 同じく日本製の知育玩具で根強い人気を誇るのが「ピタゴラス」だ。カラフルな三角や四角のプレートなどが特殊な磁石でぴたりとくっつく。元中学校教諭のアイデアから誕生、遊ぶうちに平面から立体を作るイメージや展開図が分かる。1992年から続くロングセラーで、海外でも「マグナタイルズ」の名前で販売され、人気だ。
 インターネット通販大手のアマゾンジャパン(東京)によると、知育玩具への関心は高まっており、2020年度の小学校でのプログラミング必修化などを受け、理系の能力を育む玩具への期待が高いという。
 同社は16年から消費者の評価が高いおもちゃの中から、専門家が選定する「知育・学習玩具大賞」を創設。17年の大賞は、絵が描かれたサイコロを振って冒険物語を作る「ローリーズストーリーキューブス 冒険」。算数・数学部門賞には「高学年の小学生ピタゴラス」が、プログラミング部門賞には木製のロボットを動かす「プリモトイズ キュベット プレイセット」が決まった。

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