法政大学卒業生の交流会 ロサンゼルスで開催(Weekly LALALA 766号掲載)

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■田中 優子 (たなか ゆうこ)
法政大学総長
DATA: 田中優子 法政大学総長
活動内容:法政大学社会学部教授、学部長などを経て2014年東京六大学で初の女性総長に就任。専攻は江戸時代の文学・生活文化、アジア比較文化。『江戸の想像力 18世紀のメディアと表敬』(ちくま学芸文庫)で芸術選奨新人賞受賞。『江戸百夢 近世図象学の楽しみ』(ちくま学芸文庫)で芸術選奨文部科学大臣賞とサントリー学芸賞を受賞。近著に『自由という広場』(法政大学出版局)など。着物姿でのTV出演でもお馴染み。

 


法政大学卒業生の交流会
ロサンゼルスで開催


田中 優子 さん
法政大学総長


 「企業の駐在や留学などでたくさんの卒業生が世界中にいます。異国の地で卒業生たちが集い、親睦を深めることで異業種の繋がりができます。そこからまた様々な可能性が生まれます。業種を超えて、世代を超えて、皆が繋がっていける架け橋となれる場所。それが我々が各地で開催している法政大学卒業生のネットワーク化の場「法政ミーティング」のゴールです」。そう話すのは、9月末に渡米し、LAで初めて開催された法政ミーティングに出席、講演を行った田中優子 法政大学総長。「大学のグローバル化、グローバル人材の育成と、すべてがグローバル化に進む現代社会では、日本国内だけでなく海外の卒業生も力を出し合い、サポートし合いながら自分たちの未来に生かしていくことが大切だと思っています」
 江戸文化研究者としての肩書きも持つ田中総長は、今回のLA滞在で「江戸時代の布文化」をテーマに英語での講演を行った。
「江戸時代の人々にとって、ものづくりや、もの自体がどんな存在だったのかというお話をさせていただきました。その時代に世界の国々から影響を受けて新しい布を生みだし、そこから着物文化が生まれ、今世まで大切に受け継がれてきました。ものは私たちにとって単なる消費物ではなく、自然界からの尊いギフトとして作り続け、使い続けることが持続可能社会を築くことに繋がります。ものは、私たちを精神的に豊かにしてくれる。これは日本だけではなく、世界中で考えられるべき大切なことであると思っています」。

法政大学卒業生の交流会 ロサンゼルスで開催
今回の渡米で、南カリフォルニア大学で江戸時代の布文化について特別講演を行った田中優子 法政大学総長。
大学での講義ではスライド画像を使用しながら、江戸時代の布文化を紹介。 写真:慶應義塾大学図書館所蔵
日本をはじめ海外に羽ばたき活躍する卒業生たちの架け橋となるべく世界中で開催されている法政大学卒業生の交流会「法政ミーティング」。ロサンゼルスでは初の開催となった。


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