映画「マスカレード・ホテル」 木村拓哉と長澤まさみ(Weekly LALALA 778号掲載)

 

映画「マスカレード・ホテル」

木村拓哉と長澤まさみ


映画「マスカレード・ホテル」 木村拓哉と長澤まさみ
「今回のような顔合わせで時代劇をやったら面白そう」と言う木村拓哉(左)と長澤まさみ=東京都中央区のホテル

「俳優に通じる ホテルマンの精神」

「マスカレード・ホテル」の木村拓哉(右)と長澤まさみ

 東野圭吾のヒット小説「マスカレード・ホテル」が映画化された。監督は鈴木雅之。多彩なキャストが登場するサスペンスフルな娯楽作で、主演を務めた木村拓哉は「全編がホテルのクローズな空間の中で進む、すごく展開力のある作品。あの原作を具現化できた事実には胸を張っていいと思う」と自信を見せる。
 連続殺人事件が起き、警視庁の敏腕刑事、新田浩介(木村)は現場に残された数字から、次の犯行が都内の超一流ホテルで行われると推理する。ホテルのフロントクラークとなって潜入捜査を開始した浩介は、教育係のホテルマン、山岸尚美(長澤まさみ)と対立するが、互いのプロ意識に触れた2人は徐々に協力関係を築いていく。
 尚美役の長澤は「2人がバディ(相棒)として信頼し合い、心の糸がほぐれていく感覚を大切にした」。木村とは初共演で、撮影中に自ら率先してセットを掃除する木村の姿に、「俳優としてだけでなく、人間としても勉強になった」と話す。
 作品ではホテルの裏側も描写されるが、「人をもてなすホテルマンの精神は俳優業にも通じる」と長澤。木村も「相手が何を望むかを自分のアンテナで感じ取って体現する。僕らも役や物語を借りて、ホテルの人たちと同じようなことをしているのかなと思う」とうなずく。
 共演陣には小日向文世、松たか子、渡部篤郎、濱田岳らのくせ者俳優が顔をそろえる。最近は少ない〝オールスター映画〟の趣で、木村は「これだけのキャスティングで1本の映画を作ることができた。誰か1人でも欠けたら成立しなかった。こんな豊かな作り方をもっとしていけたら」と話した。


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