日本酒専門の販売サイト「tippsy」 「Sake」の新たな市場を開拓(Weekly LALALA 774号掲載)

ON/OFFのエッセンス 充たされLIFE

■伊藤 元気 (いとう げんき)
Tippsy, Inc CEO
会社DATA: Tippsy, Inc
事業内容/オンライン日本酒スタートアップで独自のマトリックスによる味の説明やブランドストーリーによる新たな世界観を提案する。更に月々49ドルで毎月おすすめの日本酒3本が自宅に届く定期購入型のサービスを提供。
https://tippsysake.com

 


日本酒専門の販売サイト「tippsy」
「Sake」の新たな市場を開拓


伊藤 元気 さん
Tippsy, Inc CEO


 この秋スタートした日本酒専門eコマース「tippsy」。「Sake」の更なるポテンシャルを開拓するべくビジネススクール卒業後、起業した伊藤さんに話を聞いた。「アメリカで『Sake』は、その言葉自体は知られているものの、レストランや居酒屋以外で飲んだことがない、どこで買えるのかも知らない人が多数なのが実情です。僕がリサーチした800人の消費者は、日本酒は好きだが、その9割が飲んだ銘柄を覚えていない。そんな層の方々にリーチして、もっと日本酒を知ってもらうことをミッションとしています」
 日本酒のオンライン販売では、日本酒のサブスクリプションビジネスを提供。「毎月おすすめの日本酒3種類の詰め合わせをご自宅にお届けします。それがどんなお酒なのか、どんな料理とのペアリングが楽しめるかなどの商品説明が添えられ、好きな銘柄を発見してもらうという体験を提供しています」  日系食品商社に10年近く勤務、日本食のマーケティングに携わって以来、アメリカの日本酒市場をさらに開拓したいと考えるようになった。南カリフォルニア大学でMBAを取得して起業。100倍大きい市場を持つワインに迫る醸造酒カテゴリーを作りたいと話す。
「日本酒って飲用温度によって味も変わってきます。冷酒に燗酒、ぬる燗で美味しいお酒もある。料理やその時の気分に合わせて飲み頃温度を変えるのも楽しさのひとつ。そんな味の奥の深さや、楽しみ方の幅の広さもお伝えしていきたいですね」。

この秋、日本酒専門eコマース「tippsy」をスタートした伊藤元気さん。アメリカで「Sake」の認知度は高いが、日本酒を飲んだことのある大半が銘柄を覚えていないのが現状。その原因に、日本語ラベル認知の難しさ、日本酒特有の個々ブランドによる味の違いの繊細さなどを挙げる。「作り手の思いが込められている日本酒。その素晴らしさを効果的に伝えることにより、日本酒のポテンシャルは限りなく広がっていくと信じています」
契約すると毎月おすすめの3種類の日本酒(300ml)が届く定期購入型サービス。様々な味の日本酒が試せるのが魅力。
日系食品商社でのマーケティング経験、2年半のビジネススクールを経て起業した。


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