新しいことをするのが好き(Weekly LALALA 716号掲載)


■ケイ 今本(けい いまもと)
写真家/女優
組織DATA:KAYTFOTO
創立/ 2009年
事業内容/タレントのヘッドショットから、商品撮影、ファッション、ウェディング、ファインアート、またビデオ撮影も行う。
KAYTFOTO
Los Angeles, CA 90035
www.kaytfoto.com


新しいことをするのが好き


ケイ 今本
写真家/女優


 カメラマンには人物専門やランドスケープ専門、商品撮影が多いなど専門分野を持つ人が多いが、ケイ今本さんは、およそ何でも撮る。「新しいことをするのが好きなんです。だからジャンルは決めていない。子どもも撮れば商業フォト、セクシービューティーショットもヌードも撮ります。子どもの頃から原始的なピンホールのボックスカメラで写真を撮るのが好きな子で、器械体操部にいて国際大会に出るときに母が初めてフィルム式のカメラを買ってくれて、体操よりもカメラに夢中になりました。プロになったのは1990年代後半ですね。ロサンゼルスのアート展に出した作品が売れたのが最初です」  愛用のカメラはキャノンの5D。アメリカ社会において華奢な日本人女性カメラマンはまともに扱ってもらえなかったが、長年の知識と経験で語りだすと彼らの見る目が変わったという。「女優は、十代の頃モデルをしていて、あまり気に入らなかったけど、なぜか縁があってLAでも十数年続けています」。まさに二足のわらじを具現している。「自分にできることプラス新しいことをやっていたら、写真家兼女優になっていたんです。女優の仕事は幾つかアメリカのコメディー番組やコマーシャルをこなし、裏方で台本を読んだり、まだまだだけど、自分としてやりたいことができている。そしてやろうとすると道が開ける。だからこれからも続けていきたいですね」  生まれ持っての関西の血が、明るく笑って生きる生命力になっているようだ。

「写真でも女優でも、なんでも追求していくのが好き」と語るケイ 今本さん。「時々自転車に乗って街を走ったり、人にも会うけれど、基本的に一人の時間を持って脳をクリアにするのが好き。私は社会と自分の世界のスイッチが得意なんだと思います」
写真は、フィルム制作の現場にて、クルーたちと。写真の仕事の一環で始めたエディティングが楽しく、趣味を越えてショートフィルムの製作やアクターからプロモーションビデオの依頼もあるという。「自分にできることが、また新しいことにつながる。世界が広がっていって楽しいですね」
「一番楽しいのは家に帰る時。レスキューした2匹の猫たちと遊んでいる時ですね。シフト車でドライブするのも好き。写真でも女優でも仕事で人と会っている時間が長いから、努めて一人になる時間を作るようにしています。今やっとそういう自分になれました」