「四季を味わう日本のケーキ」(Weekly LALALA 735号掲載)

ロサンゼルスで暮らす人々-vol.735

「四季を味わう日本のケーキ」
東 成樹|Shigeki Higashi

ロサンゼルスで暮らす人々   オーナーシェフ
昨年1月にガーデナにオープンした「なごみケーキハウス」オーナーシェフの東 成樹さん。 www.nagomi-cakehouse.com
https://m.facebook.com/nagomicakehouse/

 春を彩る桜の花をイメージした桜味のケーキ、まるでイチゴ畑で摘みたてをほおばっているようなイチゴの瑞々しさを味わえるイチゴのケーキなど、カリフォルニアにいながら日本の四季を感じられるスイーツの数々がショーケースに並ぶ。
 オーナーシェフである東 成樹さんがガーデナに「なごみケーキハウス」をオープンしたのは昨年1月。「コンセプトは『日本のケーキ』。甘過ぎず、ひと口食べただけでフレーバーが口に広がり、果物そのものの旨味が際立つケーキをクリエイトしています」
 辻調理師専門学校で学び、料理の道に入った。卒業後は大阪の有名洋菓子店に勤務しその後ハワイに渡り、日本のケーキの企画販売やマネージメント、日系ケーキ屋の店舗立ち上げに携わるなど、スイーツの世界でクリエイティブとマネージメントを経験。そんな東さんが独立の場所として選んだのがロサンゼルスだった。「企画から店のオープンまで準備期間2年以上を要しました。一番苦戦したのが資金面で、その中でもお金がかかるのがケーキ作りの機材です。ベーカリーは、特大のオーブンやケーキをストックするための冷蔵庫を収納できる広いキッチンが必要です。特にクリスマスともなるとクリスマスケーキ約350個を売りますから、それを置いておける冷蔵庫は欠かせません。さらにケーキを並べる店頭のショーケースは、一台が一万ドルを超える高価なものなんです」
 こうして登場した「なごみケーキハウス」。日々早朝から一人キッチンにこもり、丹精込めて作る東さんのケーキを求めて、ローカルの人々が足を運ぶ。「次はどんな味のどんなデザインのケーキを作ろうかなとクリエイトしていくのはケーキ作りの楽しさです。そして、もう一つの喜びは、自分の作ったケーキを食べていただく皆さんからの言葉ですね。『友達のバースデーパーティに持って行ったら大好評だった』とか『こんなケーキは他では食べられない』と感想やお礼のメッセージをもらうこともたくさんあるんです。喜んでいただけることがやりがいとなって、もっと美味しいケーキを作りたいというエネルギーになっています」
 日本からラーメン店や回転寿司チェーンがアメリカに進出し支持を得て店舗展開を広げている昨今。これと同じように日本のスイーツももっとグローバルに広めていきたいと話す東さん。「ラーメンブームに寿司ブームが起きたこのアメリカで、日本のスイーツもブームを起こす可能性を持っていると信じています。これからも、皆さんにあっと驚いてもらえるものや、新しいものを追求すると共に、皆さんの笑顔をいただける最高のケーキをお届けしていきたいと思っています」。

甘過ぎず素材の味を大切にしたスイーツは、見た目も味もまるでアート。
東さんの作るケーキを食べた人からの感想やお礼のメッセージもたくさんもらうという。


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