プロボクシング『SUPERFLY 3』 井岡が復帰戦快勝 米国デビュー飾る(Weekly LALALA 761号掲載)

プロボクシング『SUPERFLY 3』 井岡が復帰戦快勝 米国デビュー飾る
引退を撤回し、米国での再起戦を白星で飾った井岡一翔選手(右)。日本人初の4階級制覇を目指す
(Photo Credit: 360 Promotions / Tom Hogan)

 プロボクシングの人気興行「SUPERFLY 3」が9月8日、カリフォルニア州イングルウッドで行われ、ミニマム、ライトフライ、フライ級の元世界3階級王者井岡一翔選手がWBCスーパーフライ級シルバー王者マクウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)を3-0(99‐90、97‐92、97-92)の判定で下し、米国デビューを白星で飾った。昨年末に一度は引退を表明した井岡選手だが、今年7月に階級を一つ上げての米国での現役復帰を表明し、ラスベガスを練習拠点としていた。

アローヨ下しシルバー王座獲得

 今回の試合ではアローヨ選手が持つベルトをかけての10回戦に臨んだ。この『シルバー王座』とは以前の『暫定王座』に代わるもの。勝てば世界ランキング上位へのランクインは確実で、井岡選手が目指す日本人初の4階級制覇への道が一気に拓けてくる。試合は序盤から手数でまさる井岡選手が主導権を握り、3ラウンド終了間際にはワンツーが当たってダウンを奪う。ゴングに救われた形のアローヨ選手も反撃を試みるが、井岡選手は落ち着いてかわし、コンビネーションで攻める。9ラウンドには左フックが相手の顔面を捉えてぐらつかせ、最終10ラウンドも中盤果敢に打ち合って最後まで攻め続け、本場アメリカの観衆を沸かせた。
 1年5カ月ぶりのブランクを感じさせない戦いぶりを見せた井岡選手だが、試合後は「この場所でできる幸せを感じながらリングに上がったが、試合はやっぱり違うなと感じた。終わってからもっとできたのにという気持ちが強かった」とコメント。アメリカデビューについては「自分の強さを証明するためにやって来て、これでやっとスタートラインに立てた。ここからスーパーフライ級戦線の中心となってやっていきたい」と話した。

増える日本人選手の米国進出

 近年は日本人ボクサーの米国進出が続いており、リングの上で存在感を示す選手も増えている。9月14日には元日本スーパーライト級王者でWBO同級3位岡田博喜選手が、10月20日は北京五輪金メダリストでWBAミドル級王者村田諒太選手が米国のリングに登場する。今後も“本場”アメリカでのサムライたちの活躍に期待したい。

井岡選手はマクウィリアムズ・アローヨ(左)を3-0の判定で下し、WBCスーパーフライ級シルバー王座を獲得した
(Photo Credit: 360 Promotions / Tom Hogan)
今回の出場を打診したプロモーターのトム・ロフラー氏(左)と、獲得したばかりのベルトを肩にかける井岡選手(Photo Credit: 360 Promotions / Tom Hogan)

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