ジョン・ロイド・ヤング 独占インタビュー 2 「いつか日本でライブを」(Weekly LALALA 760号掲載)

ジョン・ロイド・ヤング 独占インタビュー 2
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ジョン・ロイド・ヤング 独占インタビュー  2 「いつか日本でライブを」
Photo Credit: Alex Hoerner

 2014年、クリント・イーストウッド監督の映画『ジャージー・ボーイズ』に主演し、銀幕デビューを果たした歌手・俳優のジョン・ロイド・ヤング。しかし実はそのキャリアは長い。カリフォルニア州サクラメント出身で、ブラウン大学を卒業後に舞台俳優としてキャリアをスタートし、地方劇団やオフブロードウェイ作品に出演していた。転機が訪れたのは2005年。ブロードウェイデビュー作ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のフランキー・ヴァリ役を獲得しオリジナルキャストとして主役を演じ、トニー賞、ドラマデスク賞など名だたる演劇賞の主演男優賞を総なめにした。2007年11月に同作への出演を終えると、歌手としてソロ活動を開始し全米中で精力的に舞台出演やライブ活動を行い、その抜きん出た歌声と実力で人気上昇中だ。


日本のファンは献身的

 ヤングが主演した映画版『ジャージー・ボーイズ』は日本で大ヒットし、何度もリバイバル上映されるほどだ。わざわざ渡米してライブに来るファンもいるため、日本でのライブは〝バケツリスト〟(一生のうちにやりたいことのリスト)に入っているという。
 「日本のファンはアメリカのファンより献身的で誠実な印象があるね。長いことサポートし続けてくれるし、はるかに礼儀正しい。日本の文化かな、これは。僕のために立ち上がってくれて、バックについてくれるようですごく安心できる。日本のファンにはとてもあたたかい気持ちを持ってるよ。映画版ジャージー・ボーイズが日本ですごく人気があると聞いて、とてもうれしく思ってる」。
 歌手活動以外にも力を入れるのが、2013年から参加する『President’s Committee on the Arts and the Humanities(PCAH、文化問題に関してホワイトハウスに助言する顧問委員会)』の活動だ。バラク・オバマ前米国大統領に任命され、以来『Turnaround Arts』など子どもの芸術的教育に携わる団体において、米国内の学校を訪問するなどしている。しかし、子どもの教育ももちろんだが、アーティストとしては人々の人生に触れ、お互いに助け合うよう導きたいと考える。

歌は大人の相互ケア法

 「子どものころは、周りのみんなが成長するのをサポートしてくれるよね。悲しければ先生や両親が助けてくれる。でも大人になってしまうと自分の足で立たなきゃいけなくなる。意味のある曲や演目をやるシンガーやアクターは、成長した大人たちをケアする方法のようなものだと思う。曲や役柄を通してインスパイアしたり、励ましたり、気分が落ちてるときに希望を与えたり。僕もオーディエンスから元気をもらえる。言ってみれば相互作用のあるケアということだね」。
 ある時、自閉症の息子を持つある家族と知り合った。ブロードウェイでジャージー・ボーイズを観たその子は大ファンになり、それが辛いときに彼の助けになった。一家とは今でも友人だ。
 「運良く得られた仕事によってだれかの人生をサポートしてあげられて、その人と友人になれるっていうのはパフォーマーとして最高のやりがいだよ」。
 今の目標は、日本でライブを行うこと。まだ見ぬ日本のファンと触れ合うことを楽しみにしている。
 「どんなチャンスでも、日本でパフォーマンスできたらすごくうれしい。近いうちに実現できるといいなあ。いつのことかって? もう話は進んでるからね(笑)。本当に待ちきれない。日本に行くのは最大の夢の一つなんだ」。
 夢がかなえば、ヤングの世界はまた広がる。そしてより多くの人々をインスパイアし、サポートし、人生に影響を与えることは間違いない。その実力も存在感も兼ね備えたアーティストだ。


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