「MIYAVI “DAY2” World Tour 2018」ホームグラウンドLAでライブ(Weekly LALALA 745号掲載)

LALALA Live Report


ホームグラウンドLAでライブ

 7度目のワールドツアー「MIYAVI”DAY2″ World Tour 2018」で、日本、アジア、ヨーロッパ、ロシア、アメリカを回ったMIYAVI。5月8日には自身のホームグラウンド、ロサンゼルス・El Rey Theatreでのステージに立ち、世界が誇るサムライギタリストの存在感を存分に放った。
 オープニングでギターサウンドとともに現れるやいなや、フロアのボルテージを一瞬にして沸点へと突き上げ、あがりっぱなしでエンディングまで突っ走るヒートアップ感は、MIYAVIならではのライブステージ。全17曲のセットリストは、日本のアニメ『刻刻』主題歌『Flashback』でスタートし、『So On It』、『In Crowd』、ドラマ『東京ヴァンパイアホテル』主題歌となった『Bumps in the Night』と続き、次々と話題曲をプレイ。独自のスラップギターに合わせ、ダイナミックなパフォーマンスでオーディエンスをどんどん惹きこんでいく。
 昨年はメジャーデビュー15周年を迎え、いまやワールドワイドに愛されるMIYAVIは世界進出後もアメリカでのファン人口を着実に増やしてきた。そんな中でワールドツアーのライブステージは、サウンドやMCを通じてアメリカにいる熱烈なファンたちと深くコミュニケートできる貴重な空間だ。英語の曲がセットリストの大半を占める中で、日本語曲が飛び出すと、イングリッシュスピーカーのファンたちがステージに合わせて日本語で歌うといった場面もあり、アメリカでの根強いMIYAVI人気を物語っていた。
 MCでは、今年、国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使として、初めてバングラデュを訪れたことにも触れた。「現地の難民キャンプを訪れ、子どもたちの前でギターを弾いた時、彼らの瞳が輝いているのを見て、自分にも音楽で何かができるということがわかったんだ。世界に対してできることがまだまだたくさんあると思う。音楽には世界の争いを無くす力がある。世界を変える力がある。みんな肌の色だって違う、カルチャーだって違う。僕はこのアメリカで『みんな違ってていいんだ』ということを学んだ。自分という人間は世界に一人しかいない。これからも僕にしか作れない音楽をみんなに届けていきたいと思います」
 この日、フロアもバルコニー席もファンで埋め尽くされたEl Rey Theatre。音楽と言葉を通してオーディエンス一人ひとりの体に、サムライギタリストMIYAVIのメッセージが刻み込まれた。

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