「人の心を開き、心を通じ合える音楽の力」(Weekly LALALA 717号掲載)

「人の心を開き、心を通じ合える音楽の力」
Chinatsu

ロサンゼルスで暮らす人々   クラシカルシンガー

ロサンゼルスを拠点にクラシカル/オペラシンガーとして活動を続けるChinatsuさん。11月21日には、LAで開催の「Winter Japanese Songs and Opera Night」に登場し、歌声を披露する。開催場所・時間など詳細は http://terasaki.org/nibei/nibei-eventまで。

 青空広がるサンタモニカ・3rdプロムナードのストリート。路上の至るところでパフォーマンスをするアーティストたちの周りに人だかりができている。「この場所が自分の原点です」と話すクラシカルシンガーのChinatsuさん。「以前このプロムナードのストリートでクラシカル・ミュージックを歌ったことがあるのですが、歌う私に小さな女の子がお花を持ってきてくれたり、目の前で歌を聴いてくれた方が涙が流れるほど感動してくださったり、たくさんの皆さんが声をかけてくださったりしたのは、忘れられない出来事でした。歌を通して、たくさんの方々との出会いや、本当に幸せなモーメントを持たせてくれた場所なのです」
 現在、ロサンゼルスを拠点にウエディングや誕生日、アニバーサリーなどのセレモニーやプライベートパーティなどのほか、リタイアメントホームでのクラシカルやオペラのパフォーマンスを行うなどローカルコミュニティに根差した音楽活動を続けるChinatsuさん。「ホテルでのパーティやカントリークラブ、シアターなど歌を披露する場所は様々。こちらから演奏する曲を提案して、そのリストの中からリクエストをいただいています。ソロで歌うことが多いのですが、パーティによってはピアノやクラリネット、ハープ、オーケストラとの共演などもあります」
 14年ほど前に渡米。ロサンゼルスで役者やモデルとして活動していた彼女がクラシカルシンガーを本格的に目指し始めたのは約5年前。「映画『ショーシャンクの空に』のワンシーンを観た時でした。刑務所の中で主人公がモーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』からアリア二重唱を流すシーンがありますが、その歌声を耳にした瞬間に衝撃が走ったんです。『あぁ、この曲を歌いたい』と思いました」
 サンタモニカカレッジの音楽専攻プログラムで学び、LAオペラ所属のアーティストからプライベートボーカルレッスンを受けるなど集中的なトレーニングを経て、昨年よりクラシカル/オペラシンガーとして本格始動した。
 そんなChinatsuさんが11月21日、ロサンゼルスで行われるニベイファウンデーション主催のコンサートで歌声を披露する。日本人にも馴染みのある童謡『赤とんぼ』や『故郷(ふるさと)』などをみんなで一緒に歌うシングアローンのこのコンサートでChinatsuさんは、オペラの名曲『アリア』と、オペラ蝶々夫人から『Un bel dì vedremo』の2曲や 『Time to say goodbye』『千の風になって』を歌うほか、自身が作曲家ジョーイ・カルボーン氏と作曲した『桜はらはら散る』も初めて披露する。
 「歌を歌うことで私自身が心を開き、聴いている皆さんが心を開いて心が通じ合うことができる。音楽には本当に人の心を癒す力があり、生きていくうえで大きな活力を与えてくれる。そんな素晴らしい音楽をこれからもたくさんの皆さんにお届けできたらと思っています」。

クラシカルシンガーとして地域に根差した音楽活動を行うと同時に、自身で作詞・作曲活動も行う。 http://clomusic.wixsite.com/chinatsu  (323) 510-8332  classicalringo@gmail.com
ローカルのオペラカンパニー主宰のステージでもパフォーマンスを行う。

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