「ジャンルを超えたオリジナリティを追求するパフォーマンス」(Weekly LALALA 715号掲載)

「ジャンルを超えたオリジナリティ
                        を追求するパフォーマンス」

Lyosuke Saitoh

ロサンゼルスで暮らす人々   パフォーマー/ ダンサー

福岡県を拠点に日本国内外で活動するパフォーマー/ダンサーLyosuke Saitohさん。10/13から3日間開催された第8回目「OC Japan Fair」に登場。同イベントでのショーは、ベーシストとダンサーのコラボレーションという初の試みであり、サウンドとダンスでオーディエンスを大いに魅了した。 https://twitter.com/lyosukesaitoh

 10月13日から3日間、南カリフォルニアで日本文化や音楽、日本食を広めることを趣旨に開催された第8回目「OC Japan Fair」。同イベントに合わせて渡米、ダンスパフォーマンスを行ったパフォーマー/ダンサーのLyosuke Saitohさん。福岡県を拠点に日本国内外で活動し、北米ではニューヨークやシアトル、カナダでストリートパフォーマンスを経験しているが、ロサンゼルスでは初となった。
 ロボットダンスとアニメーションダンスを得意とするが、それらのジャンルを超えたオリジナリティを追求するがゆえに、ショー全体の企画・演出はもちろん照明などの雰囲気やバックグランドにもとことんこだわる。「ダンスや体の動きだけにフォーカスするのではなく、空間全体を操る魔術師のような存在でありたいと思っています。たとえ自分が静止していても、オーディエンスをまるで異次元の世界にいる感覚にさせられるパフォーマンスをクリエイトしたい」
 物心ついた頃から大人になったら好きなことに情熱を注ぎ、自由に世界の舞台で活動したいと夢を抱いていたという。18歳の時に初めて短期で渡米。そこで思いついたのがストリートパフォーマンスをして渡り歩く「日本47都道府県の旅」だった。「アメリカ大陸って大陸内で時差があるほど巨大。改めてそのスケールの大きさを知り、それと比べたら、日本を縦断して日本全国の人に自分のダンスを見てもらうことは不可能ではないと思い、旅を決行しました」
 旅は、秋深まる時季に北海道から始まり、4か月ほどかけて沖縄まで辿り着いた。旅の始まりは、北海道から夜行フェリーに乗って数時間かけて青森へ移動する強行スケジュールでスタート。「宿が見つからず極寒の中で野宿も経験。そんな厳しい出来事もありましたが、道中では各地でたくさんの人々やファンの人たちから数えきれないほどのサポートをいただきました」
 旅を終えて、支えてくれた人々に感謝の気持ちを抱くとともに、自身の中でパフォーマンスすることへの向き合い方が変わったと話す。「旅に出る前は、自分がダンスすること自体で精いっぱいでした。確かに自己表現することも大切ですが、自分はエンターテイナーでありパフォーマーなのだから、見ている人に楽しい気持ちになってもらえないと意味がない。人を楽しませることが、心から嬉しいんだということに気づいたんです」
 23歳までにマドンナとジャスティン・ティンバーレイクのワンマンショーのオープニングアクトでパフォーマンスをする、という具体的な目標を掲げる。「アメリカの良さは、路上でパフォーマンスをしていると、パフォーマーの技術やオリジナリティをちゃんと評価してくれるところだと思います」
 ハリウッドでの初のストリートパフォーマンスで感じた手ごたえが、また世界の舞台へとダンサーLyosuke Saitohを強く後押しする。

メディア出演のほか、各地でウェディングなどパーティなどに登場。「自分がジャズを聴くのが好きなので、サックスやトランペットのサウンドに合わせてパフォーマンスするなど様々です」
地元福岡でのパフォーマンス。ストリートを中心にショーを繰り広げる。

 

Photo by Asuka Ohmori 取材協力(株)ENパシフィックサービス

シェア