「カリフォルニアの太陽とともに 届けるジャズサウンド」(Weekly LALALA 711号掲載)

「カリフォルニアの太陽とともに 届けるジャズサウンド」
 大和 加奈 |Kana Yamato

ロサンゼルスで暮らす人々   ミュージシャン/ キーボーディスト

ロサンゼルスを拠点にミュージシャン・キーボーディストとして本格始動した大和加奈さん。オーケストラやジャズバンド、カバーバンド、ミュージカルでの演奏のほか、デュアルテにあるカリフォルニア・スクール・オブ・アーツ・サンガブリエルバレーにてアカンパニストとしても活動する。 Facebook: Kana Yamato

 オン・ザ・ビーチをステージに、海風に乗って流れてくるスムースジャズ。こんなシーンでサウンドを届けるミュージシャン・キーボーディストの大和加奈さん。自身が続ける音楽活動の一つであるカバーバンドのキーボーディストとしては、屋外で演奏する機会が多いという。「カバーバンドではスムースジャズを中心に演奏します。ベンダーがたくさん集まる企業の大きいパーティで演奏したり、ウェディングやパーティのカクテルタイムなど様々なシチュエーションで、演奏会場もビーチや自然のある場所などバラエティー豊か。太陽の光が降り注ぐ中のカリフォルニアならではの環境で演奏できるのが楽しいですね」
 大学ではコマーシャル・ピアノパフォーマンスを専攻し、オーケストラやジャズバンド、カバーバンドでの演奏のほか、レコーディングセッションに至るまで幅広く学んだ。今後はプロミュージシャンとしてさらに活動を拡大するべく本格始動したばかりだ。ここ最近は、デュアルテにある芸術系プライーベート・ハイスクールでピアノ伴奏を行うアカンパニストとしてもスタートするなど、ローカルで音楽を学ぶ子どもたちにもレッスンを提供する。
 ロサンゼルスを拠点に音楽活動を広げる大和さん。子どもの頃に合唱団に参加したのが、音楽を始めたきっかけだった。「小学校の時に先輩たちが合唱団で歌うのを見て『かっこいい!』って思ってそこから自分も合唱団に参加して、歌い始めました。中学に進んでも合唱部に入り、そこからクラシックピアノを習い始め、高校ではバンドでベースを始めてベース/ボーカルを担当もしました」
 そんな彼女がジャズに興味を持つようになったのは、高校時代に聴いていた椎名林檎やアンジェラ・アキ、平井堅というJポップ・アーティストからの影響だったという。「当時、Jポップの代表格であるこの3人のアーティストが、ジャズを全面に出した音楽作品を発表していたんです。それがなんとも斬新であり、ジャズってかっこいいんだって思いました。それがジャズとの出会いです」
 現在は、ローカルで上演されるミュージカルにて、生演奏を行うオーケストラでも演奏を行う大和さん。そんな彼女に自身の目標を聞いた。「最近、芸術系のハイスクールで働くようになって考えるようになったのは、音楽を通して子どもたちがもっと自分の中の可能性を見つけられるような環境を作れたらどんなに素晴らしいかということ。私も音楽と出会い、自分の可能性を見つけることができたし、もっと広げていきたい。子どもたちにも、そんな素晴らしいチャンスに出会えるお手伝いができたらいいなと思っています」。

カバーバンドのキーボーディストとしては、ビーチでのコーポレートパーティや、ウェディングなど様々なシチュエーションで演奏。
「ライブミュージックを演奏することの良さは、ミュージシャン同士がそこでインスパイヤし合えること」だと話す。そういった意味で、音楽ライブの宝庫であるLAには、音楽的可能性が限りなく広がっているといえる。

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